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刃の落下衝撃の緩和

ギロチンが破壊されたため、1872年に新しく法務大臣に就任したジュール・アルマン・デュフォール(en:Jules Armand Dufaure)は新しいギロチンの作成を命じた。 死刑執行人助手だったアルフォンス・レオン・ベルジェが改良を行い、新しい2台のギロチンが作成され、死刑廃止までこの形式のギロチンが使用された。
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改良点は以下のとおり。
刃の落下衝撃の緩和
2本の縦枠の下方に、刃の落下によるギロチンに加えられる衝撃を緩和するためのバネをつけた。
後に、バネに変えて円筒形のゴムがつけられたが、これによって独特なギロチンの音が変わった。
刃の固定装置の変更
刃をつけた重しの上部につけられた鏃型の金属の突起がギロチンの最上部につけられた「開閉装置」に挟み込むようにはめ込まれる。
小さなレバー(後にはボタン式)によって開閉装置を開くと、鏃形突起が外れ、刃付き重しが落下する、という仕組みであった。
刃の稼働機構の潤滑化
縦枠の溝を滑る重しにキャスターを取り付けることで、スムーズに落下するとともに、レールの摩耗を防ぐことになった。
執行後の処理の迅速化
高い台の上に設置するのを廃止して、ギロチンは直接地面の上に置いた厚板の上に立てられることになった。
斬首後、死刑囚の頭と胴体を入れるために側に亜鉛とオイルクロスで覆った柳の籠が大小2個置かれた。

ドイツではフランスのギロチンを元に改良型が作られた。 主な改良点は柱が金属製となり、死刑囚を拘束するための可動式の台が設けられたことである。 ドイツのギロチンはフランス式より小型で230cmの高さから落下させる。 そのため、落下高さは260センチ程しかない。

フランス革命当時のギロチンは固定設置式ではなく組み立て運搬式だった。ギロチンは使用しないときは死刑執行人の家に分解した状態で収納されており、死刑を行う通達を受けると、死刑執行人の助手たちが指定された場所へ運び込んで組み立てていた。死刑執行が終わると再び分解して収納するのが普通だった。当時は公開処刑であり、裁判所の判決しだいで死刑を実施する場所が変わったため、死刑執行人は毎回、違う場所へギロチンを搬入する必要があった。

後にソビエト連邦では馬車の荷台に据え付けたような形の移動式ギロチンが作られ、各地を巡回して全土を処刑場と化した。 さらに後年にはトラックの荷台に据え付けた自走式ギロチンという物まで作られている。

シュミット工房のギロチンはフランスの植民地にも輸出され、インドシナの植民地がフランスから独立した後も使用され続けたことがあり、インドシナ戦争当時やベトナム戦争当時の南ベトナムで使用されている。ベトコンのゲリラがギロチンで処刑しているという話はここから来ている。

なお、シュミット工房は2008年現在もフランスでバイオリンやピアノの製造を行いながら存続している。

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2009年06月02日 06:42に投稿されたエントリーのページです。

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